かつてアーセナルやユヴェントスでプレーした経験を持つデンマーク代表FWニクラス・ベントナーが、現役を引退することを表明した。
ニクラス・ベントナーは1988年生まれの33歳。2004年にKBからアーセナルに加入し、ユースやリザーブで活躍を見せたストライカーだ。
2007年からはトップチームでプレーしアーセン・ヴェンゲル監督にも評価されたが、2008-09シーズンを頂点に成績が下降。大きな期待に応えられるほどの結果は残せなかった。
ユヴェントスへのローン移籍を経て退団し、その後はヴォルフスブルク、ノッティンガム・フォレスト、ローゼンボリ、コペンハーゲンでプレーしたが、一昨年10月に退団したあとはアマチュアレベルのクラブに所属したのみだった。
そして今回彼は『discovery+』のプログラム『Bendtner & Philine』で以下のように話し、選手としてのプレーを終えると宣言した。
ニクラス・ベントナー
「毎日懐かしく思っているが、仕事を終える日が来たことにも気づいているんだ。本当に終りを迎えたことを、多くの時間を費やして理解するつもりだ。
今、僕はサッカーが何年にも渡って与えてくれたものに代わって、なにか別のものを見つけていくだろう。
サッカーは自分の人生の大きな部分を占めるものだ。離れることはできない。だからコーチングライセンスの教育を受けている理由だ。選手と同じように、あるいはそれ以上のものを与えてくれることを願っているよ。
そうすれば、僕は常にサッカーの人間であり続けられる」
2010年ワールドカップでは日本代表とも対戦し、グループステージで鍔迫り合いをしたベントナー。30代に入ってからはピッチでなかなか活躍できなかったが、指導者としては成功できるだろうか。