EURO2020のグループステージを首位で突破したイングランド代表。ただ、第3戦ではメイソン・マウントとベン・チルウェルの欠場を余儀なくされた。
2人は新型コロナウイルス陽性となったスコットランド代表ビリー・ギルモアと試合後にハグや会話をしており、濃厚接触にあたるとして予防的に自己隔離することになったのだ。
この3人はチェルシーのチームメイト。そうしたなか、クラブのアドバイザーであるペトル・チェフはこんなツイートをしていた。
ペトル・チェフ(チェルシーアドバイザー)
「ギルモアと接触したマウントとチルウェルは陰性にもかかわらず隔離しなければならなかった。
一方、スコットランドはチーム全体がロッカールーム、ホテル、バス、飛行機が一緒だったのに、陰性だったので何の問題もなくプレーすることが許された。
どうしてこんなことがありえるのか、誰か理解するのを手伝ってほしいね。
同じ検査結果なのに違いは何だ?理解できない」
ギルモアは10日間の自己隔離となったが、スコットランドは彼以外の選手やスタッフは誰も隔離にならなかった(ただ、第3戦の結果によって大会敗退が決定している)。
イングランド代表のギャレス・サウスゲイト監督も「奇妙な状況だ。理解できない。閉鎖された空間の飛行機やバスなどで移動しているチームがあるのに、うちの2人に連絡がきた。理解できない」とこぼしている。
英国健康保護局のガイダンスでは、10日間の隔離が必要な濃厚接触は「1メートル以内で対面で会話。対面なしで1メートル以内に1分以上一緒にいること。2メートル以内に15分以上いること」と規定されている。ギルモアら3人はトンネル内で20分ほど接触していたという。
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ただ、スコットランドの監督やチームメイトがギルモアと抱き合うシーンもあった。
当然1メートル以内の対面接触だが、スコットランドサッカー協会は英国健康保護局に相談したが濃厚接触は確認されなかったとしている。しかし、英国健康保護局側は、スコットランドサッカー協会との詳しい話し合いはなかったとしているようだ。