6月半ばから7月11日まで行われてきたEURO2020。PK戦の末にイングランド代表を破り、イタリア代表が優勝を果たした。

今回の大会ではグループステージからすべての試合でVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が使用された。

使用された数は51試合で18回。そしてチェックされたのは276回で、試合あたりおよそ5回のレビューがあった。そして2.83試合ごとに1回の判定修正があった。

ペナルティキックについては2016年大会よりも5つ増加して17回。そのうち6回がVARのチェックを経て与えられたものだった。

そして、今回UEFAの審判長を務めているロベルト・ロセッティ氏がこのEURO2020におけるVARの調査結果について発表。

それによれば、VARが介入した18回の場面について、「100%正しい判定が行われた」ということがわかったという。

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準決勝のイングランド対デンマークではラヒーム・スターリングのPKゲットが「シミュレーションだったのでは?」と議論を呼んでいた。

しかしロセッティ氏はそれについて「スキャンダルではなかった。DFがボールに触れていないこと、足がハッキリと接触しているところを見た。議論は出来るが、それが審判の見たものだ」と説明している。

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