先日行われたEURO2020の決勝戦でイングランドを撃破したイタリア。その原動力となったのは強靭な守備で、それを構築した選手の一人がジョルジョ・キエッリーニだった。
8月には37歳になる彼であるが、EURO2020を通して1度もドリブル突破を許すことがなかった。実力を改めて証明した格好だった。
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しかし、ユヴェントスとの契約が昨シーズン限りで満了となったため、現在の状態はフリーエージェント。所属するクラブがない立場である。
キエッリーニ自身は来年冬に行われるカタールW杯への出場も視野に入れているため現役続行を決めているが…。『Eurosport』によれば、キエッリーニの代理人ダヴィデ・リッピは以下のようにコメントしたという。
ダヴィデ・リッピ
「まずはオファーが必要だ。今日の時点では誰もいない。ユヴェントスが対話できる時期を教えてくれるのを待っているよ。
現時点でキエッリーニをサッカーから遠ざけようと考えるのは狂気の沙汰だよ。
前十字靭帯を断裂したあとに彼がやったことは、まるで信じられないようなものだ。彼を刺激しているのは情熱だ。EURO2020では彼がまだ強い熱意を持っているところを見られたはずだ。
彼は長年ユヴェントスのシンボルである。クラブの反応を待っている。
誰も電話をかけてきてはいないが、彼は現在イタリア代表の中で唯一のフリーエージェントだ。オファーがあっても驚きではないだろう」