オリンピック開幕を控えたU-24日本代表は神戸で行われたU-24スペイン代表との親善試合に1-1で引き分けた。

前半42分に堂安律のゴールで先制するも、後半にカルロス・ソレールに同点弾を許す展開。スペイン紙はこの試合をどう見たのかを調べてみた。

Mundo Deportivo

「ペドリがスペインを活性化。

五輪代表は開幕前唯一の親善試合で日本に引き分け。後半途中に投入されたペドリがチームを活性化させた。

日本のベストプレイヤーである久保を中心としたカウンターに翻弄されていたが、バルサに所属する男の明晰な洞察力はチームに同点ゴールと安定をもたらした。

ルイス・デラフエンテスのチームは前半を思いのままに支配しており、チャンスも創出。だが、水分補給のためのブレイクがターニングポイントになった。

ブレイク後、日本はより推進力をもつようになり、スペインを驚かせた。

サイドバックがライン際を駆け上がるようになり、久保もチームの改善に貢献。最後は堂安がトップコーナーにシュートを突き刺した。

後半のスペインは同点を目指して勢いを増したが、相手のボックス内では“乾いていた”。

実質的にチームを改善させたのは、(後半途中に投入された)ペドリとハビ・プアドのエネルギーだった。

ペドリはフル代表でも影響力を高めており、スペインが東京五輪で成功する可能性はこの男の足と頭にかかっていることは間違いない。ペドリは不可欠な存在だと証明された」

また、『SPORT』でも「日本のカウンターから久保タケがマルティン・スビメンティを置き去りにしてサイドを駆け上がると、堂安がアンストッパブルなシュートを突き刺した」としつつ、「残り20分からペドリが投入されると、試合の流れが変わり、攻撃に流動性が出た」とペドリ効果は絶大と伝えている。

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日本代表もこれで五輪前の強化試合が全て終了。22日の本大会開幕戦で南アフリカと激突する。

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