香川真司やジェイドン・サンチョ、アーリン・ホーランら有望な若手選手を獲得してきたドルトムント。

1998年からフットボールディレクターを務めてきたミヒャエル・ツォルクは今シーズンを最後にクラブを去る。『Ruhr Nachrichten』のインタビューに答えた同氏はこんな話をしていた。

ミヒャエル・ツォルク(ドルトムントSD)

「(お気に入りの逸話を教えてくれますか?)

ありすぎるよ。その一部を紹介するだけでも、この記事の量を超えてしまう。でも、ひとつだけなら。

現役引退後、私は新しい役割としてブラジルに飛んだ。デデと契約するためにね。

彼は私にとって最初の移籍であり、最高の移籍のひとつでもあった。

契約した後にしばらくして、彼はスイスのルツェルン湖畔にあるトレーニングキャンプにやってきたんだ。

炎天下での厳しい練習の後、プロ選手たちは全員が湖に入って身体を冷やしていた。デデ、ひとりを除いてね。

私は『なぜ水に入らない?』と聞いたんだ。すると、恐怖で固まった彼は『嫌だ、絶対に。クロコダイルがいる』と言ったのさ」

デデはワニを怖がって湖には入らなかったとか。

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そのデデは1998年から2011年まで所属したドルトムントで398試合に出場。ツォルクSDにとっても思い入れが強い選手のようだ。

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