香川真司やジェイドン・サンチョ、アーリン・ホーランら有望な若手選手を獲得してきたドルトムント。
1998年からフットボールディレクターを務めてきたミヒャエル・ツォルクは今シーズンを最後にクラブを去る。『Ruhr Nachrichten』のインタビューに答えた同氏はこんな話をしていた。
ミヒャエル・ツォルク(ドルトムントSD)
「(お気に入りの逸話を教えてくれますか?)
ありすぎるよ。その一部を紹介するだけでも、この記事の量を超えてしまう。でも、ひとつだけなら。
現役引退後、私は新しい役割としてブラジルに飛んだ。デデと契約するためにね。
彼は私にとって最初の移籍であり、最高の移籍のひとつでもあった。
契約した後にしばらくして、彼はスイスのルツェルン湖畔にあるトレーニングキャンプにやってきたんだ。
炎天下での厳しい練習の後、プロ選手たちは全員が湖に入って身体を冷やしていた。デデ、ひとりを除いてね。
私は『なぜ水に入らない?』と聞いたんだ。すると、恐怖で固まった彼は『嫌だ、絶対に。クロコダイルがいる』と言ったのさ」
デデはワニを怖がって湖には入らなかったとか。
A magician with the ball at his feet 🇯🇵✨pic.twitter.com/QfbaPDjdxL
— Borussia Dortmund (@BlackYellow) March 17, 2021
そのデデは1998年から2011年まで所属したドルトムントで398試合に出場。ツォルクSDにとっても思い入れが強い選手のようだ。