東京オリンピックの準決勝で戦うことになった日本とスペイン。

スペインはコートジボワールとの準々決勝に5-2で逆転勝ち。後半アディショナルタイムに追いつく劇的な一戦でハットトリックの大暴れを見せたのが、背番号9を背負うFWラファ・ミルだ。彼はウォルヴァーハンプトンが保有する24歳の大型FW。

『Marca』によれば、彼の幼馴染である従弟も東京オリンピックに出場していたとのこと。それは体操選手のニコラウ・ミル(21歳)。

親戚だという2人の父親もそれぞれサッカー選手、体操選手だった。ニコラウの父ペドロは「2人は一緒に育ったんだ。通りで遊んでね。両家は隣り合わせの家に住んでもいる」と話している。

一緒にオリンピックに出場するという家族の夢を叶えた2人だが、実は1年間の延期で救われていた。ニクラウは左肩のSLAP損傷を直すための手術が必要だったからだ。

彼は「2019年の初めにはかなり違和感があった。棘上筋腱も痛めていた。延期が決まるとすぐに手術を受けたよ。肩はあと1年は持たなかったかもしれないので」と語っている。

ニコラウは「体操選手よりサッカー選手のほうが有名なのは普通。僕は彼のことがとても嬉しい」と話し、ラファも「僕はサッカーで有名だけど、僕にとってのアイドルはニコラウさ」と語るなど、2人はお互いを認め合っているそう。

そのニコラウは体操団体のメンバーとして東京オリンピックに出場。ただ、スペインは予選敗退となり、決勝には進めなかった。

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大会前にニコラウは「(新型コロナ対策で)制約があるけれど、少しでも一緒にいられたらいいな」と話していたが、それは実現しただろうか。

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