8月14日に新シーズンの開幕を迎えるイングランド・プレミアリーグ。
今季もVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が全試合で導入される予定だが、『Guardian』によればその判定基準についてはいくつかの決定的な変更があるようだ。
一つはペナルティキックの判定。
昨季は記録的な125のペナルティキックが与えられたが、プレミアリーグの各クラブや選手らにヒアリング調査を行い、基準を変更したとのこと。
ペナルティエリア内でのファウルが疑われる場面があった時、レフェリーは3つの基準を評価するとのこと。「接触の程度」「接触の結果」、そして「攻撃側が接触に反応する動機」を考慮し、より適切なファウルによってペナルティキックが与えられるようにするという。
この新しいガイダンスでは、EURO2020準決勝でイングランド代表に与えられたペナルティキックのような場面では「ファウルではない」と評価されるという。
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また、オフサイドの判定にも変更があるとのこと。
違いはオフサイドラインにあり、これまでよりもかなり太い線が判定に使用される。攻撃者が多少守備のラインよりも出ていたとしても、そのラインの中であればオンサイドと見做される。なお、この基準で昨季の試合を判定した場合、20回のゴールが認められていたとのことだ。
VARのプロジェクトはおよそ5年間で完成することを計画しており、今季はその3年目に当たる。