史上最強と謳われた東京オリンピックのU-24日本代表。だが、メキシコとの3位決定戦に3-1で敗れ、メダルなしで大会を終えることになった。

久保建英は試合後にピッチ上で号泣。味方や相手選手たちから慰められる様子はメキシコでも話題になっていた。

『mediotiempo』は、「ショック!久保はメキシコ相手に銅メダルを失った後に号泣」とその光景を伝えている。日本選手たちは試合終了で倒れ込み、久保は感情を抑えきれなかったなどと紹介。スタッフやチームメイト、メキシコ選手たちが慰めようとしたが、久保の悲痛なシーンは止まらなかったとも。

その一方、「メキシコ選手のなかには、自撮りにお祝いのほうに興味がある者もおり、セバスティアン・コルドバは髪形を気にしていた」とも指摘していた。

(以下動画4分57秒~)

【動画】あの久保がこんなに泣くなんて…メキシコ戦後の号泣シーン

久保をピッチ上で慰めていたのは、ハイメ・ロサーノ監督、ルイス・ロモ(7番)やアレクシス・ベガ(11番)ら。

オーバーエイジとして参戦した26歳のロモはクルス・アスルのリーグ優勝に貢献した国内屈指の守備的MF。牡蠣漁師の息子として、家族に支えながらプロになった選手だ。

『Azteca Sports』によれば、そのロモはこう語っていたそう。

ルイス・ロモ(メキシコ五輪代表MF)

「第2戦(グループステージでの日本戦)での失敗はよく分かっていた。

今日は何も与えなかった。もっと大胆にやろうとしたし、チームメイトをより信頼した。それが鍵だった。

もっと成し遂げられたはずという引っ掛かりはあるけれど、これはメキシコサッカー界に永遠に残るものだ。

オリンピックで素晴らしい思い出を作れたこと、喜んで持ち帰るこのメダルを勝ちとれたことはとても嬉しい。

金メダルがほしかったけれど、これも嬉しいよ。

ハイメ・ロサーノ監督とのお別れには感極まった。非常に長いプロセスだった。この3年間、彼は家族よりも長く過ごすこともあった。

今日、彼は感動の涙とともに去る。このメダルによって彼はメキシコサッカー界に名を刻む」

一方、日本戦でもゴールを決めたベガは23歳のアタッカー。

歯にダイヤモンドを埋めこむなどクレイジーな一面を持つが、銅メダル獲得後には「やった!今日の勝利は長年の努力、取り組みとサポートのおかげだ。この夢を信じてサポートしてくれた家族と素晴らしいチーム、ありがとう」と感謝のメッセージを出していた。

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