アワー・メイビル
現所属:ミッテュラン
これまで所属したクラブ:アデレード・ユナイテッド、エスビャウ、パッソス・フェレイラなど
オーストラリアには多くの難民出身の選手がいる。浦和レッズに所属するトーマス・デンもその一人だが、その幼馴染であるアワー・メイビルは10歳まで難民キャンプで育ち、13歳までクラブに所属したこともなかったという選手だ。
南スーダンで生まれた彼は、内戦を逃れるために両親とともにケニアへと逃れた。なにもないような場所でただひたすらストリートサッカーをしながら育ってきたという。
人道的プログラムによって10歳でオーストラリアのアデレードへと渡り、その後ようやくサッカークラブに入団。戦術的な動きになかなか馴染めなかったものの、持ち前のドリブルやフィジカル的な才能が高く評価され、2012年にはアデレード・ユナイテッドの下部組織に入団することに成功した。
そして17歳でクラブ史上最年少のデビューを果たし、欧州へと進出。現在はデンマークリーグでプレーしている。