6月12日に行われたEURO2020のグループステージ第1節で、心臓発作を起こして倒れてしまったクリスティアン・エリクセン。
意識を失い、呼吸や心臓も止まってしまったことから、ピッチの中で緊急的に心肺蘇生法が行われた。その甲斐もあって病院に運ばれた彼は無事意識を取り戻すことに成功している。
そして、エリクセンは手術を受けて埋込み型除細動器を装着した上で6月18日に退院していた。
ただ、その後に問題となったのは「エリクセンは現役復帰できるのか」という点。
現在彼はインテルに所属しているのだが、イタリアのルールでは「埋込み型除細動器を装着しながらプレー」することが禁止されている。
『Gazzetta dello Sport』によれば、そのためエリクセンは来月詳細な検査を行って「埋込み型除細動器を取り除いても問題はないかどうか」を確認するという。
もし取り除くことが不可能であるとなれば、エリクセンは少なくともイタリアでサッカー選手を続けることはできない。
ただ同じように埋込み型除細動器を装着しているダレイ・ブリントのように、オランダなどではプレーが可能であるため、移籍するという選択肢もある。
ともかくエリクセンが今後どのような生活を送っていくのか、来月の検査の結果が待たれるところだ。