UEFAネーションズリーグ決勝、フランスがスペインを1-2で下して優勝を決めた。

ただ、決勝ゴールを決めたキリアン・エムバペはオフサイドポジションにいたため、その得点が物議を醸している。VARでも確認を行ったが、得点は認められている。

テオ・エルナンデスからパスが出た際、エムバペはオフサイドポジションにいた。ただ、パスがエムバペに渡る前にカットしようとしたスペインDFエリック・ガルシアのスライディングタックルがわずかにボールに触れている。

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ルールでは「オフサイドポジションにいることは、反則ではない。オフサイドポジションにいる競技者は、相手競技者が意図的にプレーしたボールを受けたとき、意図的なハンドの反則を犯した場合も含め、利益を得ているとはみなされない」と定められている。

エリック・ガルシアが意図的にボールにプレーしたため、エムバペにオフサイドは適用されなかったというわけ。

イタリアの元審判ティツィアーノ・ピエリ氏も『RAI』の放送で「誰が見ても明らかなオフサイドに思えたが、ガルシアがスライディングにいったことで、エムバペはインプレーになった。ボールに触れたことで、ガルシアはプレーしたと見なされた」と述べている。

つまり、パスカットしにいかずスルーすればオフサイドだったのだが、ディフェンダーにとっては酷な判定ともいえそうだ。

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