先日J1への昇格を決めたジュビロ磐田は、20日にリーグ優勝をかけた上位対決、V・ファーレン長崎との試合に臨んだ。

勝利すれば2位京都の結果次第で優勝が決まるという状況だったが、磐田は前半4分にウェリントン・ハットに先制ゴールを許してしまう。30分には鈴木雄斗が同点弾を決めたが、その6分後に都倉賢に追加点を叩き込まれてしまい、ビハインドのまま後半に入ることに。

苦しい状況になったものの、終盤には見事なパス交換での完璧な崩しに成功し、山田大記のゴールで再び同点に追いつく。しかし最終的にはこれ以上のゴールを奪えず、試合は2-2のまま引き分けで終了している。

試合後の記者会見には、1点目決めた鈴木雄斗が出席。ゴールの場面や試合の展開について以下のように話した。

鈴木雄斗

「練習通りのシチュエーションでした。良い成果が出たと思います。左サイドで起用されることでカットインなどがやりやすくなります。

右利きなので、利き足でシュートを打つことが得意です。そのような特徴が出しやすいという思いはありつつ、そういう形はまだ作れていないんですけど。とはいえ、ポジションについてはあまり意識してはいませんね。

勝ちきれなかったのは悔しいところです。もちろん昇格が決まってはいましたが、優勝は決まっていませんし、この3試合が来年につながるのは間違いない。

チーム力を上げるという意味でも、毎日いい練習ができていたので、今日は絶対勝てるという気持ちで望んでいました。

前半は受け身に入ったわけではないですが、長崎さんが結構低い位置で回すというのはスカウティングでもありましたので、最初から引き出されて背後を使われるのは警戒していました。

また、うちの特徴として同サイドで崩しきって得点を狙うという形がありますが、長崎さんが同サイドに人数をかけてプレッシャーをかけてくるところがありました。

試合前からサイドチェンジを有効に使おうという声はかかっていたんですが、後半になってシンプルに揺さぶれるようになりました」

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なお、ジュビロ磐田はこのあと28日にザスパクサツ群馬との試合を行い、再び優勝決定に向けて戦う予定だ。

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