Jリーグと同じ春秋制のリーグはシーズン佳境を迎えている。南米チリでは、奇跡としかえいない残留劇があった。
ウニベルシダ・デ・チレは1部残留をかけて、最終戦でウニオン・ラ・カレラと対戦。後半39分の時点で0-2とリードされ、2部降格が濃厚に…。
だが、残り6分から怒涛の反撃を見せると、後半アディショナルタイムに2点を奪ってなんと逆転!3-2で劇的な勝利を収め、土壇場での大逆転で1部残留を成し遂げたのだ。
『Soccerway』のスコアがこちら。
17チームで争われたチリ1部リーグは、下位2チームが自動降格、15位が入れ替えプレーオフに回る。
ウニベルシダ・デ・チレは残り6分の時点では自動降格となる16位にいたが、大逆転で11位に浮上し、残留を決めた。
『RedGol』によれば、今年は厳しいシーズンだったというウニベルシダ・デ・チレの選手やファンたちは試合後に号泣していたとか。
クリスティアン・ロメロ監督は「こんなことが2度と起きるか分からない。この試合はクラブ最大の偉業として歴史の残るだろう。タイトルを獲得するようなものだからね…。様々な感情が爆発したよ。状況をひっくり返すのは簡単なことではなかった。終わり方は英雄的なものだった。史上最も重要な試合のひとつであり、歴史のなかにいることを誇りに思う」と話していたそう。
また、逆転ゴールを決めたジュニオール・フェルナンデスも「この勝利は僕らと同じように苦しんだファンたちのためのもの」と口にしていたとのこと。