先日行われたアフリカネーションズカップのチュニジア対マリで起こった珍しい事件。

主審がなんと85分の段階で試合終了の笛を吹き、抗議が行われたあとに再開されるという出来事があった。

さらにその直後にはVARの助言があったにもかかわらずPKの判定を撤回しないという判断をし、さらに89分の段階で再び試合終了のホイッスルを吹いた。

その後30分ほどが経過し記者会見が行われている際にオフィシャルから「試合を再開するように」と指示があり、マリ代表がピッチに戻ったものの、チュニジアは現れずに試合続行不可能に…というカオスな状況だった。

【写真】試合再開が命ぜられたあと、チュニジアが現れないためピッチに佇むマリ代表

レフェリーを務めていたのはザンビアの名審判ジャニー・シカズウェ氏で、2018年ワールドカップでは日本対ポーランドを裁いたことでも知られる人物。

なぜそのレフェリーがこんなことを…と話題になっていたが、『L'Equipe』の報道によれば、彼は熱中症によって正常な状況ではなかったという。

カメルーンは南半球にあるため、今は真夏。その陽射しによってシカズウェ氏は健康を害してしまい、試合終了後には病院に運ばれていたとのこと。

これはエジプトのメディアである『Kora Plus』が、アフリカサッカー連盟の審判長にインタビューして判明したものだそうだが…。

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