バルセロナとの契約が残り半年を切っているフランス代表FWウスマヌ・デンベレ。チャビ監督は彼との契約更新を優先事項にあげているが、いまだ実現には至っていない。
デンベレ側は5年総額2億ユーロ(260億円)という破格の待遇を要求しており、代理人はバルサの条件にノーを突きつけたとされている。
『AS』によれば、チャビ監督はデンベレにひどく失望しているという。指揮官は選手に騙されたと感じており、代理人を直接非難したとのこと。
バルサのディレクターであるマテウ・アレマニーがデンベレの代理人であるムサ・シソコと会談した際、脅迫めいた言葉や横柄な態度をとられたそう。あまりの無礼さに辟易したバルサは、1月15日までに最終オファーに回答するように最後通牒を突きつけた。
それでも、デンベレ側が2億ユーロ+4000万ユーロ(52億円)の手数料という条件を譲らなかったため、バルサはオファーを撤回。6月末までクラブに残っても試合には出場できないという脅しも含め、次の段階に入ったことを相手側に伝える見込みだとか。
チャビ監督はこの状況に非常に傷ついており、特に代理人は金のことしか考えていないと失望しているとのこと。
そのうえで、指揮官はデンベレを干すのではなく、この1月中に売却するのがベストな解決策であることも理解しているそう。バルサとしては、彼を放出すれば、その分の給与も浮かせることができるが…。