ローマ教皇のフランシスコ氏が、今回クリスティアーノ・ロナウドの母からユニフォームを受け取ったようだ。
フランシスコ氏は初のアメリカ大陸出身の教皇として知られており、母国アルゼンチンの英雄であるリオネル・メッシとも親交が深いという。
しかし今回、そのライバルであるクリスティアーノ・ロナウドの母ドロレス・アヴェイロがバチカン市国を訪問。フランシスコ氏にポルトガル代表のユニフォームを手渡したのだった。
【動画】フランシスコ教皇にロナウドのユニを手渡すドロレス・アヴェイロ
ドロレス・アヴェイロは「独特の感情がたくさん湧き上がります。ありがとうございます」とコメントを書いているぞ。
彼女は1954年生まれの67歳。カニサルという町で生まれたものの、幼少期に母親を亡くし、4人の兄弟とともに施設へと送られたという。
さらにそこで虐待を受けたために施設を離れ、18歳でホセ・ディニス・アヴェイロという男性と結婚。20歳までに長女のエルマと長男のウーゴを授かったものの、アンゴラとモザンビークでの従軍から帰ってきた夫ホセはアルコール中毒に陥ってしまったという。
金銭的に厳しい状況の中であったが、自身の出稼ぎなどで収入を得て次女カティア、次男ロナウドを授かり、4人の子供を育てたという。
2007年と2019年には乳がんを患うなど病魔にも悩まされたものの、幸いにして手術は成功。現在は経済的にも恵まれ、ホセ・アンドラーデという新しい夫とともに忙しい息子をサポートしながら生活しているとのこと。