今季カルロ・アンチェロッティ監督を呼び戻したレアル・マドリーはリーガで首位に立っている。
ただ、『ABC』によれば、指揮官とクラブには選手起用をめぐる齟齬があるようだ。
アンチェロッティ監督は先発11人を固定したままプレーさせることを好んでおり、選手のローテーションや積極的な交代には否定的な考えを持っている。
怪我や出場停止でもない限り、スタメンを入れ替えるつもりはない。実際、中盤はカゼミロ、ルカ・モドリッチ、トニ・クロースで固定しており、彼らが外れるのは疲労が蓄積している場合のみ。
一方、スポーツディレクターやクラブ側の考えは異なるようだ。
アスレティック・ビルバオ戦やPSG戦などインテンシティの高い相手には、フェデ・バルベルデやエドゥアルド・カマヴィンガらパワーがあるエネルギッシュな選手を使うように求めていたという。
アンチェロッティ監督が率いた8年前のレアルがシーズン終盤に失速したこともあり、クラブ側はその歴史を繰り返さないための行動をとることを要求しているそう。
ただ、指揮官はクラブからの圧力に屈することなく反発。チームは疲弊しているわけではなく、ビルバオとPSGに負けた理由は「自分たちのポゼッションサッカーができなかったから」と分析しているという。
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— レアル・マドリード C.F.🇯🇵 (@realmadridjapan) July 15, 2019
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そういったことから、エデン・アザール、ギャレス・ベイル、イスコ、ナチョらの出番は限られているとのこと。彼らがチーム内での立場を逆転することはかなり難しくなっているようだ。