スポーツ界にも大きな影響を与えているロシアによるウクライナへの軍事侵攻。
ロシアの大富豪であるチェルシーのオーナー、ロマン・アブラモヴィッチ氏への制裁も示唆されている。
そうしたなか、アブラモヴィッチ氏は「クラブの管理・運営をチェルシー慈善財団の理事たちに委ねる」との声明をチェルシーを通じて発表した。
ただ、『Daily Mail』や『Telegraph』によれば、理事たちはアブラモヴィッチ氏からの提案にまだ同意していないという。
7人の理事たちは、検討中であるとして、さらなる詳細を求めており、いくつかの点で懸念を感じているそう。
慈善活動とクラブ運営を両立できるか、取締役会への関与など職務の変化への不透明性、また、スポーツウォッシング(スポーツを利用してイメージを向上させる)との非難を受けることへの不安を感じているとのこと。また、自分たちを“隠れ蓑にされる”ことを恐れているとも。
理事たちは全会一致ではなく、個々人が自由に判断を下す。アブラモヴィッチ氏の提案を受け入れる者もいれば、それを拒否して去る者が現われる可能性もあるとのこと。