2003年の7月にロシアの大富豪、ロマン・アブラモヴィッチがオーナーに就任して以来、豊富な資金力を武器に一気に世界トップレベルのクラブとなったチェルシー。特に移籍市場での動きは他の追随を許さないと言って良いほど精力的で、多くの選手を獲得してきた。

今回は人気Webサイト『CAUGHTOFFSIDE』が発表した「ロマン・アブラモヴィッチがオーナーに就任して以降に行われた補強ベスト10」をご紹介しよう(順位、名前、当時の年齢、前所属、移籍金、の順番)。


10位 デイミアン・ダフ (24歳、ブラックバーン、1700万ポンド)

ブラックバーンで新星として期待を集めていたウィンガーはスピードがあり、スキルもあり、最高レベルのサイドバックでも頭を悩ます存在であった。2003年にクラブに加わると印象的な活躍を示したが、ジョゼ・モウリーニョの着任と共にダフは重要なプレーヤーの1人としてポジションを確立した。ダフは左ウィングとして起用され、ディディエ・ドログバ、アリイェン・ロッベンと共にファンタスティックな3トップを形成し、プレミアリーグに旋風を巻き起こした。ダフの貢献はチェルシーの2005年、2006年のプレミアリーグ制覇に大きく貢献した。ダフは連覇と共にニューカッスルに500万ポンドで移籍したが、今でも当時のチェルシーを思い起こせばダフが重要な選手であった事をサッカーファンは思い出すだろう。

【チェルシー通算】 124試合出場 19ゴール (Wikipediaより)