セルティックに移籍するとゴールを量産し、瞬く間にヒーローになった古橋亨梧。ただ、故障によって昨年末以降から離脱している。

そうしたなか、セルティックでもプレーした元イングランド代表FWクリス・サトンが古橋を絶賛した。『Daily Record』で綴ったコラムの内容をざっとまとめてみる。

クリス・サトン

「亨梧不在のセルティックがこんなにもいいなら、彼が復帰した際にアンジ・ポステコグルー監督は何ができるかを想像してみて欲しい。

古橋は年間MVPに向けて邁進していたが、ボクシングデーに負傷してしまった。ハムストリングの深刻なケガのため、彼はそれ以降プレーしていない。

ポステコグルー監督のこれまでの仕事ぶりには感服せざるをえない。

ただ、彼の最高の選手がいなくなってしまった今年に入ってから成し遂げたことを考えると、その感動は半減してしまう。

もし、古橋がフィットしていたら、どこまでやれていただろうと。

(昨年末のハイバーニアンとのカップ戦決勝で)古橋が起用できないかもしれなくなり、セルティックサポーターは完全なパニック状態に陥った。

彼の出場が試合の勝敗を決めるかもしれないと考えていた人もいたと言える。

古橋は素晴らしいパフォーマンスで短期間のうちにそこまで評価を高めていたのだ。彼はオーラを放っていた。

そして、我々は彼が決勝でやったことを目にすることになる。センセーショナルな2ゴールで、ポステコグルー監督に優勝をもたらしたのだ。

それ以降、彼は15分ほどプレーしただけで、ゴールも決めていない。セルティックはお守りであり、トップスコアラーでもある彼を欠いている。

前半戦の爆発で古橋が持つ才能は明らかになった」