佳境を迎えているワールドカップ予選。欧州ではヨーロッパ王者であるイタリアが北マケドニアに敗れて、まさかの敗退が決まった。

昨夏のEUROで優勝したイタリア代表だが、これでワールドカップは2大会連続で予選敗退。EURO王者が次のワールドカップに出場できなかったのはこれで4か国目となる。

かつて、ミランやレアル・マドリー、ユヴェントスを監督として指揮したファビオ・カペッロ氏は現状をどう見てみるのか。『Sky』でこう語っていたという。

ファビオ・カペッロ

「イタリアサッカー界はジョゼップ・グアルディオラを15年間もマネしてきた。縦パスやフィジカル的強さがなく、チャレンジする習慣もない。

我々はユルゲン・クロップのプレースタイルを見習うべきだ。

イタリアでそれをやっているのはアタランタだけだが、彼らの結果を見てみればいい。

(フィオレンティーナの)ヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督も似たようなことにトライしているし、ジェノアのアレクサンダー・ブレッシン監督はクロップ以上のものを提供している。

ドイツのやり方が模倣するべきモデルだ。我々にはスペインのようなテクニックはない。

ヨーロッパの大会はハイペースであり、我々はそれに慣れていない。

イタリアの若手選手が少ないが、その根底に間違った考えがある。我々はGKにバックパスする国なのだ。

ヴィクター・オシメーン、ロメル・ルカク、タミー・エイブラハムは国外では並のストライカーだった。彼らはイタリアでチャンピオンになった。これには疑問を抱かざるを得ない。

スタッツに驚かされることもある。あの選手は45本のパスを成功させた…それはいいが、キーパスはいくつあった?何本のパスが有効だった?」

世界最高峰のテクニックを持つスペインのサッカーではなく、ドイツのやり方を真似するべきだと指摘していたようだ。

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そのうえで、セリエAで国外では並だった外国人ストライカーたちが大暴れしているとも嘆いていたそう。

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