ドルトムント時代には多くの選手たちを開花させたユルゲン・クロップ。

リヴァプール着任後は、チームに一定の変化をもたらしたが、まだまだ移行途中の段階にある。それでも、彼はママドゥ・サコ、ロベルト・フィルミーノ、エムレ・ジャン、ナサニエル・クラインらの“ベスト”を引き出そうとしている。

そんななか、『Squawka』では「クロップのもとで大成功とはいなかった選手たち」について取り上げていた。

FW クリスティアン・ベンテケ/現リヴァプール

クロップ就任後、苦しみが続いているベンテケ。当然ながら、彼は指揮官のプレッシングシステムに合致しない。

今季リヴァプールに加わったこのパワフルなベルギー人は、25試合で7ゴールをマーク。ただ、シュート決定率は45%に留まっている。1月2日以降はフル出場がなく、クロップからはインパクトを残すためのサブとして投入されているが、それは悪影響をもたらしているように見える。

先日、ベンテケはベルギーメディアに対し、クロップの着任は自らの鈍い調子を復活させるだろうと述べたが、今のところそうはなっていない。

クロップはロベルト・フィルミーノ、ディヴォック・オリギ、ダニエル・スターリッジのほうを好んでいるように見え、それは変わりそうにない。

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