オーストラリア代表との直接対決を制し、7大会連続でのワールドカップ出場を決めた日本代表。

29日には最終予選の最後の試合となるベトナム戦が行われるが、日本代表の主将を務める吉田麻也(サンプドリア所属)が前日の28日に囲み取材に応じた。

日本代表の試合はコロナ禍で厳しい規制を強いられてきたが、埼玉スタジアムで開催される今回のベトナム戦は入場制限が撤廃されている。

試合には多くのファン・サポーターが詰めかけるものと予想される。そのことに対し、吉田麻也は自分自身の想いを熱く語った。

吉田麻也(日本代表DF)

「本当に選手たちみんながフルの…満員のスタジアムで代表戦をやることに飢えているというのはひしひしと感じています。

ヨーロッパとかこの前のオーストラリアもそうですけども、明らかに日本と違うんですよ。なんとか少しでも良い方向に持っていきたいと思っています。

そのためには誰かが突破口を開かなきゃいけない。それが僕はサッカー日本代表であるべきだと。

それはスポーツ界の次のステップを踏むためにも必要だけど、スポーツだけじゃなくてエンタメだったり飲食だったり、今すごくみんな我慢している状況で誰かが扉を開かなきゃいけないんじゃないかなって。

やっぱり僕はそれが日本代表なんじゃないか、サッカー日本代表なんじゃないかなと思っています。

本当にみんな苦しいのにずっと我慢してて、もうこのままいくと…。

皆さんCLやEL、各国ヨーロッパのリーグも見てもらってると思いますし、例えばアメリカのスーパーボウルのハーフタイムショーなんかもそうですけど全然違うわけですね。

僕たちにできることはやっぱりサッカーなので、一つ一つそういう実績を上げていって、政府関係者の心や気持ちを動かしていくしかない。

なのでサッカーファンの皆さん、メディアの皆さん、もちろん協会・選手が一丸となって、この扉をみんなで開けられたらいいなって僕は思っています」

日本政府は現在もコロナ対策として厳しい規制を敷いており、特にスポーツ界やエンターテインメント業界、飲食業界は大きな打撃を受けている。

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吉田はヨーロッパやオーストラリアなどを例に挙げ、日本政府に規制を緩和してもらえるようにサッカー界で取り組んでいこうと呼び掛けている。

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