今年で37歳になったクリスティアーノ・ロナウド。ストイックに自らを鍛え抜き、キャリアで誰よりも多くのゴールを決めてきた。
レアル・マドリーで一瞬だけ同僚だった選手にとっても驚くような存在だったようだ。かつてレアルやベンフィカ、マンチェスター・シティでプレーしたハビ・ガルシアは、『AS』でこう述べていた。
ハビ・ガルシア
「自分はその夏にベンフィカに移籍することになった。
でも、クリスティアーノと一緒に練習して、驚かされたんだ。変に聞こえるかもしれないけどね。
『この男は一体どこからやってきたんだ』と思ったよ。
ドリブルの才能、狭いスペースでの足の動き…美しかったね」
「僕はベンフィカでは最高の時を過ごした。いくつかのチームから連絡があり、シティを選んだ。最も心を奪われたチームのひとつだったからね。
プレミアリーグにはいつも魅了されていた。スペインやポルトガルとは全く違うから生活は大変だったけどね。
サッカー、サッカー、サッカー。やることがほとんどなかった。レストランもほとんどなかったしね。
2,3か月経った時に妻がこう言ったのを覚えているよ。『どこに行くの?昨日、一昨日はどこに行ったかしら』って。
当時のシティは成長中で、僕が馴染むのを助けてくれるようなスペイン語圏の選手はいなかった。
自分で何でもできると思っていたので、数か月ほど立ち遅れてしまった。でも、2年目にはよりリラックスできるようになり、ペジェグリーニ監督のもとでリーグ優勝もできた。
グアルディオラがやってくるまでのペジェグリーニからマンチーニへの監督交代は、ボールをより大切にするというシティのプレースタイルの変化だった。
やりたいことがすぐにはっきりしたよ。
グアルディオラはそのプレースタイルを極限まで極めている。タイトルさえ得られれば、全てがうまくいく」
ロナウドは2009年夏にマンチェスター・ユナイテッドからレアルに移籍。一方、ハビ・ガルシアは同じ2009年夏にレアルからベンフィカに移籍している。
ほんの数週間しか一緒にいなかったはずだが、それでも宇宙人のようだと圧倒されたとか。そして、当時のロナウドにはまだドリブラーの雰囲気が残っていたようだ。