アメリカサッカー協会は18日、「男性の代表チームと女性の代表チームの賃金を同一にすることに合意した」と公式発表した。

今週行われた協議において新しい労働契約が結ばれることが決まり、その内容は「男子でも女子でも代表での活動に関する報酬を同じ額にする」というものになった。

その内容は個々の活動だけでなく、FIFAから受け取ることができる大会での賞金も含まれている。

アメリカの女子代表チームは6年前にこの訴えをスタートさせ、協会との間で長く論争を続けてきた。

ワールドカップやオリンピックで何度も優勝してきたという実績を持つにもかかわらず、女子と男子ではFIFAの賞金額が違うため、活動に関する報酬が低く抑えられていた。

それは不平等であるとして女子と男子の同一賃金を求め、新しい労働契約が必要だと訴えてきたのだ。

『New York Times』によれば、今回約束された報酬の額は以下の通りだという。

  • 試合の勝利ボーナス:1選手あたり1万8000ドル(およそ230万円)
  • 主要大会での勝利ボーナス:1選手あたり2万4000ドル(およそ306万円)

【写真】2026年W杯を“支配”する「北米の超絶若手」13名

もちろんこれは男女問わず同額で支払われるとのことで、世界でも最も高い報酬が得られる代表チームの一つになるという。

【厳選Qoly】遠藤航の運命は…オランダ人監督に「プライドをズタボロ」にされ人生が変わった世界的スター5名