日本代表のMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属)が6月1日、オンラインでの囲み取材に応じた。

川崎フロンターレで確固たる地位を築き、日本代表での出場機会も得ていた田中碧だが、昨夏移籍したドイツ2部のデュッセルドルフでは当初ポジションを掴めずに苦しんだ。

ただそうした苦い経験も経て、発見したものがあったという。

田中碧(日本代表MF)

「アンカー(3ボランチの底)、インサイドハーフ(3ボランチの前)、ボランチ(2ボランチ)。

(これまで)いろんなポジションをやることによって『どこでもプレーできる』と思っていましたが、そのぶん自分の中でどういう選手を目指すのかはっきりしていない部分もありました。

ただ今こうやっていろんなことをやるなかで、ボックスに入る、守備もやる…『自分が一番活きる形』というのがより自分の中で鮮明にはなってきてはいます。

いわゆるインサイドハーフなのかボランチなのか(は分からないが)、動けるポジションでより90分通して、いろんなところに顔を出してゲームに関与していく。

それを攻守両面において、自分の持っているものを使いながらゲームを構築していくっていうのが自分の“最終形態”じゃないですけど求めるものなんだなって今年1年ですごく整理されました。

だからこそゴール前に入ってくるのもそうですし、両ゴール前でプレーする回数を増やすことはすごく意識してますし、そこが自分にとって重要になってくるのかなと思っています」

さまざまなポジションを経験し、またドイツで明確な結果も求められるなかで自分の目指すべき選手像がはっきりしたようだ。

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