レアル・マドリーへの移籍ではなく、PSGへの残留を決断したフランス代表FWキリアン・エムバペ。
もはや国民的ヒーローといえる存在だが、EURO2020ではPK失敗で戦犯扱いされた。
そうしたなか、フランスサッカー連盟のノエル・ルグラエ会長の発言が話題になっている。『JDD』のインタビューでこう述べたのだ。
ノエル・ルグラエ会長(フランスサッカー連盟会長)
「EUROでのPK失敗とネット上での批判があった後、彼は連盟から守られていないと感じていた。
我々はオフィスで5分ほど会った。
彼は怒っていたし、もうフランス代表ではプレーしたくないと思っていた。本心ではなかったがね。
彼は勝者なので、我々と同じように敗退にとても苛立っていたんだ。
彼は素晴らしい子さ、皆が思っているよりも集団的な人間だ」
これにエムバペ本人が反応。「僕は彼に説明した。人種差別が問題であり、PKのことではないと。でも、彼は人種差別はなかったと考えていたようだ…」とツイートした。
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フランス代表から引退しかけた理由は、PK失敗による批判ではなく、人種差別だったと指摘。会長がそれを無視したことに我慢ならなかったようだ。