注目の上位対決となったJ1第18節の横浜F・マリノス対柏レイソルの一戦。
試合後にネルシーニョ監督が発した言葉が、0-4というスコアで敗れたアウェイチームの苦戦ぶりを物語っていた。
「今日のゲームを振り返って見たとき、これまで前半戦にチームとして取り組んでいたことがまったく機能しませんでした。
(中略)戦う姿勢だったり選手個々のパーソナリティーだったり、相手との駆け引き、球際でバトルする戦う姿勢を欠いていましたし、序盤の入りが最後まで響いた結果なのかなと」
指揮官の総括通り、この日の柏は“らしさ”を欠いた。
17分に先制を許すと、その2分後にはミスから2点目を奪われ、悪い流れのまま28分にも失点。横浜FMの巧みなポゼッションを前に、終始リズムを掴めないままタイムアップを迎えた。シュート数も計4本に抑えられ、攻守両面で課題が出たと言えるだろう。
首位チーム相手にショッキングな敗戦を喫したとはいえ、前半戦を4位という好位置で折り返した柏は、今季の大きなサプライズである。好調の要因は一体どこにあるのか、紐解いていきたい。