この夏にリヴァプールからモナコに移籍した日本代表FW南野拓実。

だが、ここまではゴールがなく、直近のリヨン戦でもベンチスタートになった。また、指揮官との対立が噂されるフランス代表FWウィサム・ベンイェデルも先発を外されている。

そのリヨン戦はDAZNで配信され、フローラン・ダバディ氏が解説を担当。

日本代表を率いたフィリップ・トルシエ監督の通訳を務めたフランス人の同氏はリーグアンに精通している。ダバディ氏によれば、モナコのフィリップ・クレマン監督はフィジカルで相手で圧倒するサッカーにスタイルを変え始めたことで、南野とベンイェデルは厳しい立場に置かれているという。

「僕もベンイェデルが落とされた理由は全部裏情報は持っているわけではないんですけれども。

チームのいまのプレースタイルを見るとクレマン監督はますますモナコをフィジカルの強いチーム、デュエルの強いチームにしたくて、ベンイェデルはそういうタイプではないので、それで落とされているのかなという気がします。

でも、それが本当ならば、これからベンイェデルの出番も少なくなるし、年齢なども考えるとますますモナコにいる意味がなくなるんですね。じゃあ、冬の移籍マーケットで出しちゃうとか。

どっちかというと、南野よりはベンイェデルの立場が厳しいかもしれない。

(現地での南野のフィジカル面の印象・評価は)あんまりよくないですねぇ。

一番批判されているのは、チームにまだ溶け込まないとか、連携がイマイチっていうのは…南野選手にはチーム戦術とか、チームそのものに適応する時間が必要っていうのは誰でも知っているんですけど…。

南野選手は攻撃ができない時にプレスバックとか守備の仕事はいかがっていう批判がどっちかというと多いですね。あとは、競り合い、球際。

現地では、球際の強さが足りないと言うんだけど、僕が解説させていただいた試合では十分に南野選手が強くいっていたので、たぶんそういうモチベーションとかの問題ではないと思いますね。

だけど、ベンイェデル同様に今のモナコのプレースタイル、チームの選手たちの体格を見ると、ベンイェデルも南野もどっちかというと途中で出てくる選手になってしまう。立ち上がりからガツンガツンといけるタイプではない気がしますので」

モナコはこの夏にスイス代表FWブレール・エンボロも獲得したが、フィジカルに優れた彼のような存在が1トップとして優先的に起用されそうだという。

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南野はフィジカル面で物足りないで批判されているようだが、モナコのスポーツディレクターが獲得を熱望していたはず…。

それでも、ダバディ氏は、「どちらかといえば、ベンイェデルよりも南野が生きる」とも述べている。

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