カタールで行われるFIFAワールドカップの開幕が近づいてきた。
先日、日本代表とグループステージで戦うドイツは今大会で選手に支給される報酬を発表している。
そうしたなか、DAZNのFOOTBALL TIMEで、内田篤人と松井大輔の2人がW杯での報酬を語った。2010年の南アフリカ大会に出場した松井はこんな話を明かしている。
「(日本代表で支給されるのは)日当もだし…グループリーグ突破っていうのもあったよね。
いや…書いてなかったかも、その当時はグループリーグ(から決勝トーナメント)に行けるっていう実績がなかったから、それに入ってなくて。
南アフリカの時は1試合いくらっていうのをすっごい揉めたんだよね。俺らは揉めたんだよ。1試合で50万か、100万くらいだった。
(当時は)1回も勝ったことないのに、自国開催以外で1回も勝ったことない。
さぁ戦う!ってなった時に、クラブと同じくらいのお金ですかってなったんだよね。
それってどうなの?って、夢がないじゃんって」
日本は1998年に初出場したW杯で3連敗。その後、自国開催の2002年大会で初めて勝利し、決勝トーナメントにも進出したが、2006年はまた0勝で敗退した。
2010年大会は自国開催以外で初めて決勝トーナメントに進んだが、試合給をめぐって揉めたんだとか。
なお、今大会のドイツはグループステージを首位突破した場合には全選手に5万ユーロ(708万円)を支給。準々決勝進出で10万ユーロ(1400万円)、準決勝進出で15万ユーロ(2124万円)、3位なら20万ユーロ(2800万円)、準優勝なら25万ユーロ(3540万円)、優勝なら40万ユーロ(5664万円)を支払う。
ただ、内田は、欧州クラブで貰う額と比較すると、「選手にもよるが、そんなに(大したことない額)ですね」とも話していた。
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なお、松井は、カズこと三浦知良が無償だった日本代表の金銭面を切り開いてくれたとその功績も讃えていた。