プレミアリーグ首位を走るアーセナルで主力としてプレーするスイス代表グラニット・ジャカ。
彼はサポーターとの衝突でキャプテンを剥奪され、一時は退団不可避という状況にあった。だが、残留を決断すると、チーム内での地位を奪還している。
『BBC』のインタビューで本人は退団騒動についてこう語った。
「(退団に)相当近づいていた。あとは私物だけ持って、ドアから出ればいいという感じだった。
自分の退団を止めたのはミケルだった。彼と良い会話ができた、初めて会ったにもかかわらずね。
僕は彼との最初の話し合いから退団したいと伝えていた。
彼に対する敵意はなかったけれど、ここで起きたことがあったし、このシャツで二度とプレーできないと。
(でも)自分のことは分かっているし、ミケルと彼のチームと一緒なら、状況を好転させられると。そのための準備はしていた。
自分がここにいるのは、監督である父親が常に息子を選んでくれるからではない、自分にはこのクラブでいい選手になるクオリティがあるんだ。
恩返しがしたい。サッカーは常に上昇するわけではなく、時に落っこちなければいけないこともある」
退団を決意したものの、ミケル・アルテタ監督の説得で翻意したという。
そのうえで、アーセナルに恩返ししたいという思いもあるとのこと。