このところ、アーセナルで左サイドバックとしての出場機会を増やしている冨安健洋。

アーセナルには本職左サイドバックのキーラン・ティアニーが所属しているものの、冨安健洋のほうが序列として上の立場にある状況となっている。

『arsenalinsider』はその理由について3つのポイントを上げていた。

空中戦の強さ

ティアニーは本当に素晴らしい左サイドバックであるが、ヘディングはそれほど得意ではなく、1試合平均0.5回しか勝つことができない。

一方冨安健洋は90分あたり2.2回の空中戦勝利数を記録しており、流れの中だけではなくセットプレーでも有利な存在となる。

ポジショニング

ティアニーは昔ながらの左サイドバックで、ピッチを上下に走り回り、タッチライン際で効果的な働きをする。

ただアルテタ監督のシステムではボール保持時にサイドバックが偽ボランチにもならなければならない。ティアニーは今季改善されてはいるが、それが完全に機能してはいない。

冨安健洋はその役割もうまくこなすことができ、インサイドにいるときも落ち着いている。両サイドにロングボールを通すこともできる。

【写真】冨安の未来は?「サイドバックの経験」を生かしたセンターバックたち

ウインガーに対するディフェンス

ティアニーは通常の1対1では堅実であるが、トリッキーなウインガーとの対戦、とくに比較的孤立した状況では問題がでてしまう傾向がある。

そのような選手に対しては冨安健洋のほうが強いディフェンスを見せられる。今月のリヴァプール戦ではまさにいい例で、モハメド・サラーを自由にさせなかった。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい