今シーズン、J2のレノファ山口FCでプレーした元日本代表MF山瀬功治。

開幕早々の第2節ブラウブリッツ秋田とのホームゲームでは、2000年のプロデビューから23年連続となるゴールを記録した。

エリア内での巧みなステップから、山瀬らしい左足での正確なシュート。変わらぬ技術の高さとゴールセンスが発揮された見事なゴールだ。

そこでQolyは、プロ23年目を終えた41歳のMFを直撃!

インタビュー第1弾となる今回は、今年レノファ山口へ加入した経緯や、ブラジル留学など10代の頃の話、持ち味であるドリブルなどを中心に聞いた。記事ではその一部を紹介する。

(取材日:2022年11月1日)

――(前略)山瀬功治選手というと、ドリブルがすごく印象的で、しかもどちらかというと中央でのドリブルというイメージが強いです。以前はそういう“トップ下的なドリブラー”が結構いたと思うんですけど、今はサイドで仕掛けるみたいなのが主流になっています。そういった時代の変化を感じる部分はありますか?

ドリブルということだけに限らずですけど、時代の変化は間違いなくありますよね。フォーメーションだったりサッカーの戦術を含め。

僕が子供の時から学生時代、プロ、新人の頃を考えても、やはり大きく変化しているかなというところはあります。

現代サッカーは、いかにして守備側がボールを追い込むか。ボールサイドのスペースを圧縮して、できるだけ狭いスペースでボールを奪い取る形に持ち込むかとか、そこへ入ってきたら奪いとるといった形でやっています。

当然ですけどスペースがないわけですから、ドリブルはなかなかしづらい部分があるので、必然的にサイドにそういうものが行くのは仕方がない部分もあるかなと思います。