――チームを率いる森保一監督とは、サンフレッチェ広島でリーグ連覇(2012年、2013年)を共にしました。森保監督との思い出みたいなのはいかがでしょう?

ポイチさんとやっていて今まで一番教えられた部分として、リーグ戦などでの「負け方」も大事にしろとよく言われていたんですよね。

負けるのは嫌だけど、「負け方」ってすごく大事で、2点3点を取って負けるのか。そこは得失点差も関わってくるので、負けてもいいけど負け方は大事にしよう、と。

つまり、最後まで諦めない姿勢を出したり、負けない姿勢を出したり、そういうところは本当に大事にしろという監督でした。

そういったメンタル面のところでもたくさん勉強させてもらいましたし、そう言われることによって選手はすごくメンタル的にも落ち着いてプレーできたり、楽になったりする部分があります。

本当に選手のことを一番に考えて思ってくれている監督だなと思いました。

――西川選手自身も2014年のワールドカップ、残念ながら試合出場はなかったですけど参加されていました。メンバーに入るだけでも一つ、選手として特別な、色々な人への恩返しみたいなところもあるとは思うんですけど、あのブラジル大会の記憶はどのように西川選手の中に残っていますか?

あの大会はベンチから見ていたんですけど、自分の目の前にあるタッチラインの向こう側の世界というのはもう、出ている人にしか分からない世界なんだろうなと思っていました。雰囲気が全然違いますし、緊張感もそうです。

だから僕としては、メンバー発表もされましたし色んなことを言う人もいますけど、でも選手にしか絶対分からない気持ちもあります。プレッシャーもある。そう簡単ではないということが分かっているので、とにかく応援したいなというふうに素直に思っています。

今回、若い選手もベテランの(長友)佑都もいたり、本当にいいバランスで選ばれた選手だと思うので、やっぱり一番いい結果を出してほしいなと期待しています。

動画では他にも、ユース時代に得意としていたフリーキックや、中村俊輔の左足との対峙、西川周作のエデルソン評、さらにはマヌエル・ノイアー、ケイロル・ナバスといった今回のワールドカップで日本が対戦する世界的GKたちの特徴など、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!

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なお、ジョアン・ミレッ新GKコーチのもとで「イチから」スタートした今季やGKチームの絆、決勝進出を手にしたACLでの活躍、ファン・サポーターとの向き合い方、浦和レッズでの10年目を迎える2023年などについて聞いたインタビュー後編の動画はYouTubeの『Qoly公式Ch.』にて近日配信予定なのでこちらもお楽しみに。

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