27日、カタールワールドカップのグループF第2節で、ベルギーとモロッコが対戦した。
初戦でカナダに辛勝したベルギーに対し、モロッコは前回準優勝のクロアチアとスコアレスドロー。ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督に鍛えられたスピードと強さで、ワールドカップの1次リーグ8連勝中のベルギーに襲いかかった。
前半終了間際、ハキム・ジヤシュが自ら獲得したフリーキックでシュート勢のボールをゴール前へ送ると、これが直接ゴールイン。これはオンフィールドレビューの結果オフサイドでノーゴールとなったものの、モロッコペースで試合は折り返す。
後半に入ってもモロッコは勝点3を目指し、攻守にアグレッシブなサッカーを展開。実力のあるベルギーもたびたびゴール前に迫ったが、決定機につなげる精度を欠いた。
迎えた73分、アブデルハミド・サビリのフリーキックが決まり、ついにモロッコが先制。その後ベルギーは怪我明けのロメル・ルカクらを投入したが、逆に後半アディショナルタイム、カウンターからザカリア・アブフラルの駄目押し点を許してしまう。
試合はこのままモロッコが2-0で勝利し、勝点4でグループ首位に浮上。痛い敗戦を喫したベルギーは最終節、クロアチア戦でグループステージ突破を目指すことになった。