5日、カタールワールドカップのラウンド16で、日本とクロアチアが対戦した。

日本はスペイン戦に続き5-2-3のシステムを採用。累積警告で出場停止の板倉滉に代わり、負傷明けの冨安健洋が今大会初先発。体調不良で欠場の久保建英のポジションには今大会2ゴールの堂安律が入った。

一方、クロアチアはいつも通りの4-1-4-1。ここまでフル出場のボルナ・ソサがウイルス感染で欠場し、ボルナ・バリシッチが入った

試合はクロアチアがボールを握り、日本がブロックを作って守る展開。クロアチアは2人3人での角度の作り方がうまく、日本も前からプレスでハメようとするがなかなかハマらない。

どちらかというとクロアチアペースで進んだなか、先制点を奪ったのは日本。43分、工夫したCKから堂安の上げたボールがこぼれ、前田大然がクロアチアゴールに流し込んだ。前田の今大会初ゴールで日本がリードし後半を迎える。

後半もがっぷり四つの展開は続き、55分、クロアチアは右サイドからのクロスを一番ファーのイヴァン・ペリシッチ。伊東純也とミスマッチになる場所を狙われ、綺麗なヘディングシュートで同点弾を許した。

日本はその後、長友佑都と前田に代えて三笘薫と浅野拓磨を投入。これまで通り攻勢に出ていく形を作るが、クロアチアはフィジカル的な強さと技術、さらには個人戦術に長けており、試合のペースを握るまでには至らない。

1-1のまま延長戦に入り、三笘が強烈なシュートを放つ場面もあったが、クロアチアの守護神ドミニク・リヴァコヴィッチの壁を破ることができず。

【関連記事】日本代表、W杯に出場した「高校サッカー部出身最強ベストイレブン」

PK戦に入った試合は、そのリヴァコヴィッチの好守が引き続き光り、1-3でクロアチアが勝利。日本は4度目の挑戦もベスト8には届かなかった。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手