今回のFIFAワールドカップ・カタール2022の予選でモロッコ代表を率いていたヴァイッド・ハリルホジッチ氏。
しかし大会前にモロッコサッカー連盟から解任され、2010年のコートジボワール、2018年の日本に続いての「予選のみの指揮」となった。
異例の「ワールドカップ3大会で開幕前に解任」という経験をしたハリルホジッチ氏は、今回『So Foot』のインタビューで日本時代について以下のように話していた。
ヴァイッド・ハリルホジッチ
「日本でもモロッコと同じことをした。自慢はしたくないのだが、私は戦術に精通しており、どうすればいいかはわかっている。
守備では十分にやれる。簡単だ。しかし攻撃では幾千の選択肢がある。私はなにか一つのシステムを持っているわけではなく、常にその場で適応させている。
各試合は戦いだ。今、あらゆる選手が相手のビデオを持っている。攻撃でも守備でも相手の弱みを分析し、それを活用するために詳細を作る。それが今のプロフェッショナルだ。あらゆるものが事前に行われる。
軋轢を避けるため妥協するべきだったか?もしそれをしたら、ヴァイッドではなくなっていただろう。私は自分の考えとともに死ぬことを選ぶ。ただ私もバカではないよ。チームのためとなれば、考えを変えることもできる。
日本では、スポンサーが選手を押し付けてくる。怪我人もいれば、プレーしていない選手もいたので、若手を連れて行こうとした。しかしそれはできなかった。
私が解雇されたとき、コミュニケーションの問題が非難された。なぜ?それは口実であった。
これは3回起こっている。繰り返すが、それについてはすこし恥ずかしい。コートジボワールでは、大統領が私に勝利を命じて『選手に聞いてくれ』と答えたよ。
サッカー連盟の会長は彼の親友であった。選手を選ぶのは会長であるべきではないので、私は干渉に耐えることができなかった」
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日本代表を率いていた際にはスポンサーから選手選考への干渉があったとか…。