PK戦とチェルシーGKケパの因縁

反対にPK戦を前にした交代を拒否したケースもある。2019年のカラバオカップ決勝でのこと、チェルシーGKケパはなんと交代を拒否したのだ。

当時チェルシーを率いていたマウリツィオ・サッリ監督はPK戦へ向けてウィリー・カバジェロへ交代することを考えていたが、それを拒否されたため激怒したという。

だが、ケパはチェルシーでの調子があがらず。2019-20シーズンを最後にレギュラーをはく奪された。

そんなケパを救ったのもまたPK戦だった。2021年8月のUEFAスーパーカップでは延長後半にエドゥアール・メンディに代わってPK戦用ゴールキーパーとして途中出場したのだ。結果、ビジャレアルのPKを2本ストップし、優勝に貢献した。


2021-22シーズンのカラバオカップ決勝でもPK戦用ゴールキーパーとして再び登場したが、この際はPKを11本中1本もストップすることができなかったばかりか自身のPK失敗でチームは敗れている。