カタールワールドカップでの日本代表の戦いぶりを見て、改めて「サッカーって楽しい!もっとうまくなりたい!」と思った子供はきっと多いことだろう。
だからこそ、これからどんなチームでサッカーをやっていくか、色々考えている時期でもあるに違いない。
川崎フロンターレで2022シーズン、2年連続のJリーグベストイレブンに輝いた脇坂泰斗は、今大会で話題になった「大卒選手」であると同時に、ちょっと面白いキャリアを歩んでプロになったことでも知られる。
そこでQolyは、川崎の「14番」を背負う27歳の日本代表MFに単独インタビューを実施!
インタビュー後編では、小学生の頃の珍しい進路選択や、川崎フロンターレでトップ昇格が見送られた後の阪南大学進学、来年の2023シーズンについてなどを中心に聞いた。記事ではその一部を紹介する。
(取材日:2022年11月10日)
――(前略)ここからは昨年のインタビューでうかがえなかったユース時代と大学時代について教えてください。脇坂選手はユースから川崎フロンターレに入りましたけど、エスペランサSCのジュニアユースから川崎のU-18に入った理由は何だったんですか?
遡ると、小学生の時に…いま思えば小学生の時にそこまで思い描いている小学生がいるのかなと、我ながら結構すごいというかあまりやっていないなと客観的に感じるのは、中学生の進路を決める段階で、高校の進路も決めていたんです。
僕は横浜市出身で、県トレセンに入っていたんですけど、クラブの方だったり周りの選抜に入っている友だちはやっぱり横浜F・マリノスや横浜FC、それこそ川崎フロンターレとか、湘南ベルマーレといったJクラブに入る選手がほとんどでした。
というのも、僕は県トレセンでしたけど、当然上でやっている子たちもいます。関東トレセンへ行っている子や、県トレセンでもすごく上手い子とか。彼らがF・マリノスなどJ下部のジュニアユースへ行くことを知っていました。
それで同じ道を行って同じようなことを学んで、仮にユースに行けたとしても「同じようなタイプの選手になってしまうんじゃないか」とすごく思ったんです。