昨年、韓国の蔚山現代に期限付き移籍していた天野純。クラブをKリーグ優勝に導く活躍を見せたが、今季はライバルの全北現代へと改めて期限付き移籍することになった。
それについて、先日蔚山現代のホン・ミョンボ監督が天野純を批判。「裏切られた。最悪の日本人だ」と話し、残留するという約束が守られなかったことを指摘し、お金のために移籍したと揶揄していた。
『Footballist』によれば、それに対して天野純は12日に記者会見を行い、このホン・ミョンボ監督の発言に反論。その批判の内容について事実を否定した。
天野純
「ホン・ミョンボ監督を尊敬している。韓国に連れてきてくれた、感謝すべき指導者だ。優勝するためともに戦った。マスメディアを通じてそのような発言をされたのは残念だ。
監督は『嘘つき』『お金を選んで移籍した』という発言をされていたが、それは事実ではない。
昨年夏から契約について話をしていたが、シーズンが終わって日本に帰ってからも正式なオファーはなかった。
蔚山に残ると言ったのは事実で、全北から正式なオファーが来た1日後にホン・ミョンボ監督とミーティングをした。その場では残ると言った。
ただ監督とクラブとの温度差に混乱した。その後も蔚山とは契約について公式に話をしたことはなかった。
昨年夏から蔚山に残りたいという意思は示していた。ホン・ミョンボ監督や池田誠剛コーチを通してコミュニケーションをしていたし、代理人にも交渉したい旨を伝えていたが、クラブから会談の席が用意されなかった。
シーズンが終わってもクラブから正式なオファーがなかったので、蔚山は契約する考えがないのだと受け入れていた。
ホン・ミョンボ監督は、自分をKリーグに連れてきてくれて、優勝をともにした戦友だ。だから今も尊敬している。あのような発言があったことは衝撃的で、残念だった。
こうした問題が起きたのは事実なので、今シーズン全北では結果を残して証明するのが答えになると思う。いい成績が出るようにしたい」
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11月中旬に蔚山現代から最初のオファーがあったものの、すでにその時には全北現代との契約がほぼ決まっていたとのこと。
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