昨年1月にFC東京からベルギー1部のコルトライクに加入し、このところ絶対的なレギュラーとして安定したプレーを見せている渡辺剛。
チームは22試合を終えて6勝3分け13敗の14位と苦戦しているものの、その中で渡辺剛は全試合フル出場しており、数少ないポジティブな点だと評価されている。
そして今週末には降格圏に沈んでいるKVオーステンデと対戦する。坂元達裕との日本人対決にもなるため注目の試合となるが、それを前に渡辺剛は『HLN』に対して以下のように話していた。
渡辺剛
「昨年は仲間とのコミュニケーションが難しかったが、英語も上達してきて、進歩しているよ。
幸いなことに、今の監督(ベルント・シュトルク)はフランス語を話せない。前のベロシーヌ監督はフランス語だったからね。言葉が分からなくて、他の選手に通訳をしてもらわなければならなかったんだ。
コルトライクでは妻と一緒に街の中心部にあるアパートに住んでいるよ。楽しく生活している。夜はしばしば田中聡と会うんだ。
彼はベルギーに一人で来ているから、すこし苦労しているんだ。彼がほとんど出場機会を得られないのは奇妙なことだと思うけど、それも監督の選択だからね。
週末に戦うオーステンデの坂元達裕は僕の親友なんだ。僕たちにとって特別な試合になるだろうね。
勝たなければならないから、試合中は友達じゃない(笑)。彼も同じように感じているはずだよ。
そして、試合後には一緒に寿司を食べに行くよ(笑)。ただ、コルトライクの寿司はあまり美味しくないんだ。
だからよくリール(フランスのベルギー国境にある街、コルトライクとは隣町)に行くんだ。ブリュッセルやパリでも美味しい寿司が食べられるよ。
将来コルトライクを離れることがあれば、ドイツのサブトッパー(中位から上位くらい)のクラブでプレーしたい。そこでやれるなら僕にとってパーフェクトだ」
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坂元達裕と渡辺剛はU-15まで同じFC東京のスクールに所属していたが、坂元は深川、渡辺はむさしで汗を流していたことで知られる。