マンチェスター・ユナイテッドでプレーしていたイングランド代表FWメイソン・グリーンウッド。昨年1月に性的暴行未遂、暴行、さらに強制的支配の容疑で警察に逮捕されていた。
それからはトップチームの登録から外され、サッカー選手としてはプレーすることができない状態となっていた。
しかし今回『BBC』などが伝えたところによれば、ついにグリーンウッドにかけられた容疑のすべてに対する訴えが取り下げられたようだ。
記事によれば、グリーンウッドの裁判の状況について検察の広報担当者は以下のように話していたという。
「この事件では、重要な証人の撤回に加えて新たな証拠の発見が組み合われており、有罪判決を行える現実的な見通しはなくなった。
このような状況においては、我々は事件の手続きを止める義務がある。すべての関係者に決定を説明した」
グリーンウッドの裁判が最後に行われたのは昨年11月で、結審されるのは今年の11月の23日に予定されていた。
グリーンウッドに申し立てを行ったのは1名の女性で、事件は2018年11月から2022年10月15日までの間に行われたものだとされている。
およそ4年間にわたってSNSで軽蔑的なメッセージや脅迫を行ったほか、2021年10月21日に性的暴行未遂、2021年12月12日から31日までの間に暴行を加えたと訴えられていた。
しかしながらそれらの訴えについて今回すべてが取り下げられたとのことで、グリーンウッドが刑事罰を受ける可能性はなくなったとのこと。