先日大きな話題になったバルセロナの「疑惑の支払い」事件。
『Cadena SER』が伝えたところによれば、バルセロナは2001年から2018年まで『DASNIL 95 SL』という会社に合計2億円ほどの支払いを行っていたという。
その『DASNIL 95 SL』は、かつてラ・リーガで長くレフェリーを務め、当時スペインの審判技術委員会で副会長を務めていたホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏の会社であった。
さらに『El Pais』が報じたところによれば、この『DASNIL 95 SL』がバルセロナに提供したものが証人の証言で明らかになったという。
それは毎週カンプ・ノウに封筒で届けられており、その中には試合を担当するレフェリーのジャッジや行動の癖を分析した書面とDVDが入っていたとのこと。
また、ホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラによる技術的助言もあったとのことだが、それについては口頭でのやり取りであったとされている。
これを購入するため、バルセロナは3万~9万ユーロの代金を33回にわたって『DASNIL 95 SL』へと振り込んでいたという。
なお、この事件に関しては「取り引きに汚職があったのではないか」として当局による捜査が行われており、ホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏がリーガの審判の指名に関わっていたかどうかを確かめている状況だそう。
ただもしこれが有罪になったとしても、バルセロナに勝点剥奪などのスポーツ面で制裁が課せられる可能性はないとのこと。
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その理由は、すでに「最後の取引が行われた2018年から5年もの月日が経っているため」であるとラ・リーガの会長ハビエル・テバス氏が明かしている。