かつて日本代表の監督として日韓ワールドカップで指揮したフィリップ・トルシエ氏が、ベトナム代表監督に就任することが内定したとのこと。

『Baobinhphuoc』など現地のメディアも伝えており、ベトナムサッカー協会がそれをすでに認めているそう。

交渉についてはすでに最終的な手続きを終えており、契約は2023年3月1日から2026年7月31日までの3年間で、給与は年72万ドル(およそ1億円)になるという。

ベトナム代表は先日行われた三菱電機カップ(東南アジアサッカー選手権大会)で決勝戦まで進出し、タイに敗れたものの準優勝という好成績を残した。

しかし監督を務めていた韓国人指導者パク・ハンソ氏がすでに退任を宣言していたため、後任となる指揮官を探さなければならなくなっていた。

フィリップ・トルシエ氏は2018年からベトナムにあるサッカーアカデミー『PVF』(Promotion Fund of Vietnamese Football Talent Football Academy)のテクニカルディレクターを務めており、その縁もあって2019年からはベトナムU-19の監督に就任。

さらに今回ベトナムのフル代表に招聘され、2005年のモロッコ以来18年ぶりとなる代表監督を務めることになったようだ。なお、U-23代表チームの監督も兼任するという。

トルシエ氏の最初の目標は、今年5月にカンボジアで開催されるSEAゲームズ(東南アジア競技大会)にU-23代表を率いて臨み、前回大会に続く金メダルを獲得すること。

そしてフル代表では2024年の東南アジアサッカー選手権大会、そして2026年ワールドカップの出場が目標になる。

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SEAゲームズでは本田圭佑率いるカンボジアと対戦する可能性があるため、日本でも大きな注目を集めそうだ。

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