今季全北現代に加入した韓国代表選手イ・ドンジュンを応援する横断幕が、改めて話題になっているようだ。
イ・ドンジュンは1997年生まれの26歳で、昨年は蔚山現代からドイツ・ブンデスリーガのヘルタ・ベルリンへと移籍したことで知られているアタッカー。
2021年3月に行われた日本代表との親善試合で韓国代表にデビューした際、冨安健洋の顔面を手で叩き、歯を折ってしまったことでも有名だ。
彼のあだ名が「カードキャプター」。鋭いドリブルで相手からイエローカードを引き出すということから来ている。
そして、2017年に彼がプロデビューした釜山アイパークのサポーターは、それにちなんで日本のアニメ「カードキャプターさくら」の主人公の顔にイ・ドンジュンの顔を埋め込んだ横断幕を作成したのだ。
しかもそれは彼が移籍するごとに各クラブに受け継がれ、蔚山現代、ヘルタ・ベルリンと渡っていたのだ。そして今回、なんとヘルタ・ベルリンのサポーターから全北現代のサポーターグループ「インヴィクタス」に送られたのである。
ドイツ帰りの「カードキャプター・ドンジュン」横断幕。だいぶ年季は入ってきたようだが、まだまだ現役で使えそうだ。
ちなみに全北現代のKリーグ1開幕戦の相手が蔚山現代であり、イ・ドンジュンはいきなり古巣との対戦を迎える。
なお、イ・ドンジュン自身はこのあだ名も横断幕も気に入っておらず、釜山時代には「攻撃ポイント15点を超えたら変えてくれ」とサポーターと約束したことも。
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そのシーズンは攻撃ポイント20点を超えたものの、カードキャプター・ドンジュンがKリーグ公式にも取り上げられるような看板コンテンツになったため、結局約束は守られずに使われ続けることになった。