現在、明治安田生命J1リーグで快進撃を見せているサンフレッチェ広島。7月から公式戦8連勝を飾るなどし、暫定的ながら首位に立ったこともあった。

そのチームへ今季途中に加入したのが、FWナッシム・ベン・カリファ。すぐさま前線の一角に定着し、8月20日のガンバ大阪戦ではハットトリックも達成した。

Qolyでは今回、スイス代表歴を持つ30歳のストライカーに独占インタビューを敢行!

前編では、2009年にエースとしてスイスを優勝に導いたU-17ワールドカップや、その時対戦した日本代表、さらには近年成長著しいスイス代表の秘密などを聞いた。

今回の後編では、日本にやってきたキッカケやサンフレッチェ広島のこと、そして子供の頃から好きだという日本アニメのことについて聞いてみた。

(取材日:2022年9月1日)

日本行きに「躊躇することはなかった」

――ガンバ大阪戦でのハットトリックおめでとうございます!チームも絶好調ですね。

そうですね、私のコンディションは良いですし、チームも6連勝中でいい状況です(※取材した9月1日時点)。そこに自分が貢献できているというのがすごく嬉しいですね。

――日本にやってきたキッカケは?

一番の理由はやはり、ミヒャエル・スキッベ監督の存在ですね。彼とはスイス(グラスホッパー)でもトルコ(エスキシェヒルスポル)でも一緒に仕事をしていました。

本当にいい関係を築けている監督から声をかけていただいた。彼のサッカーのビジョンを実現する考え方がとても好きなんです。

彼が電話をかけてくれたときには、躊躇することはありませんでした。それに加えて、私自身も日本に対して本当にいい印象がありました。

文化的なところもそうですし、いろいろな部分で好感をもっていました。ですので、とても嬉しく思いましたね。