韓国サッカー協会は27日、「ユルゲン・クリンスマン氏を新たな代表監督として招聘した」と公式発表した。

ユルゲン・クリンスマン氏は来週中に韓国を訪れ、3月24日に行われるコロンビア代表との親善試合で初指揮を行う予定だとのこと。契約期間は2026年のワールドカップまでで、在任中は韓国に住むことになるそうだ。

コーチ陣についてはまだ決定されていないものの、サッカー協会は外国人コーチを2名、韓国人コーチを2名招聘する予定だという。

そしてその韓国人コーチについては、『JTBC』の取材によればクリンスマン氏招聘の仲介を行ったと言われる元韓国代表選手チャ・ドゥリ氏を招聘する可能性があるそう。

クリンスマン氏とチャ・ドゥリ氏はカタールW杯でともにFIFAの技術委員会を務めていたほか、ドイツ生まれであるためコミュニケーションに問題がない。

ただ報道によればチャ・ドゥリ氏はそれにあまり乗り気ではないそうで、もし代表のコーチに就任すれば現在務めているFCソウルのディレクターを辞めなければならないためだという。

かつてドイツ代表のストライカーとして活躍したユルゲン・クリンスマン監督は、2004年にドイツ代表の監督となり、自国開催の2006年W杯で3位に入賞した。

さらにその後アメリカ代表の監督として2014年のW杯でベスト16に進出しているが、その一方で戦術的な点での批判を受けることも多く、今回の就任にも賛否両論があるようだ。

なお『ヘラルド経済』の報道によれば、ユルゲン・クリンスマン氏の給与は前任のパウロ・ベント氏よりも多く、18億ウォン(およそ1億8000万円)を超えるそうだ。

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就任の記者会見については28日の午後に韓国サッカー協会で行われる予定となっており、そこでこれからのロードマップが周知される予定だ。

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