世界各地で行われている代表戦。ペルーは29日にスペインの首都マドリッドでモロッコとの親善試合を行う。だが、それを前に問題が起きた。
代表チームが滞在するマドリッドのホテル前でペルーのサポーターたちがエールを送る伝統行事を行っていた際、一部の代表選手とスペインの警官隊が衝突したのだ。
この乱闘沙汰で守護神ペドロ・ガレセら4人が逮捕されたと伝えられている。ただ、ペルー外務省によれば、ガレセは起訴されずにすでに釈放されたとのこと。
そうしたなか、ペルーサッカー連盟は声明を発表。「代表チームを応援する伝統的なサポーターの集会で起きた出来事を遺憾に思う。我が連盟は連帯し、ガレセをサポートする。また、滞在先の各国当局とその手続きを尊重することも改めて表明する。このため、我々は起きたことを明らかにするために、内外の管理機関の全面的な協力を仰いでいる。我が連盟はファンたちに冷静さを求めるとともに、暴力に対する完全な反対を表明する」などとした。
警察隊はファンが選手に近づくのを阻止していたそうだが、その際、MFジョシマール・ジョトゥンがひとりの警官と口論になったそう。ガレセは仲間を守るためにすぐに間に入ったが、警官から強く引っ張られるなどしてウェアが破れたという。
La Policía Nacional española ha agredido a los futbolistas internacionales de la Selección de fútbol de Perú que se concentraban en Madrid. pic.twitter.com/h3DrOb3uVa
— Fonsi Loaiza (@FonsiLoaiza) March 27, 2023
彼は「僕らはファンに挨拶したかったが、彼らは僕らを殴り始めた」などと話しているという。