昨季、明治安田生命J2リーグで3位に入ったファジアーノ岡山。
J1参入プレーオフで惜しくも敗れたが、J2の3位はクラブ史上最高成績。改めてJ1への想いを強くしたことは間違いない。
そんな彼らのホーム、シティライトスタジアムこと岡山県総合グラウンド陸上競技場は、1962年の第17回国体に向けて1957年に建設された。
その後、2005年の第60回国体のため全面改修されたものの設計自体が古く、メインスタンド以外に屋根がないなどJリーグのスタジアム規格を満たしていない。今後、サッカー専用スタジアムがJ1昇格の条件になる可能性もあり、そうなると成績面で条件を満たしても昇格が難しくなってしまう。
そこで、ファジアーノ岡山は新スタジアム建設に向けた動きを強めている。中心に立つのは同クラブのオーナー、木村正明氏だ。KSB瀬戸内海放送が特集で伝えている。
木村氏はファジアーノ岡山を運営する「ファジアーノ岡山スポーツクラブ」の前代表取締役。
東京大学からゴールドマンサックスへ入社し、執行役員まで務めながら、当時まだ地域リーグを戦っていた岡山のサッカークラブへ転身。現在のファジアーノ岡山を一から作り上げたと言える人物だ。